GO/STシーズン3もいよいよ最終の第3ラウンド。お盆にかかる長いお休みは、長い旅に繰り出す好機と捉えて準備を進めてきました。俗に「まなつのだいぼうけん」と称した1000km超のロングディスタンスはこのイベントの醍醐味であり真打ちともいえるもの。今回の舞台はさらに西へ踏み込んでいきました。
ラウンド名としたFiftySixtyはSNS上でいくつか散見した考察の通り、日本の電気周波数50Hz/60Hzに由来します。GO/ST企画の根本には長い旅路の過程で刻々と表情を変えていく地域の姿を参加者に体感してほしいという願いがあります。社会や文化構造が変化していく背景には時勢や地形など様々なものがありますが、今回は遠い電気の歴史に思いを馳せつつ、その痕跡や面影を見出せないものかと目を凝らし、境界となる糸魚川/富士川ラインを東西に行き来しながら大きく周回するルートを構想しました。
ちなみに想定エリア図を見て、一見するととくに関東在住の(しかもバイク関係の)方は「能登半島が目的地?」と思われたかもしれませんが、あまりそこに重きを置いておらず、秘境を多く抱える福井県が心のターゲットでした。
構想は良かったのですが、いざ試走に臨むと目的地へと繋がる道が折からの線状降水帯による豪雨でどこもかしこも通行止め。これまででいちばん右往左往する旅となりました。道中「仮で」とつくったCPがいくつもあり、開催終了後の苦労話として披露しようかと思っていたのですが、もったいなさすぎる!!! いつかまた再チャレンジをと検討しています。何しろもう2つくらいラウンドつくれそうなくらいボツCPがあるので・・・。
趣味と実益を兼ね・・・じゃなくてみなさんに是非見ていただきたかった「コスモアイル羽咋」宇宙科学博物館。なぜこんなところに!?と思うような充実の展示物。USAとロシア(そして旧ソ連)の双方から実物の宇宙船を寄贈されたところなんて世界どこを探してもここだけでしょう。
エリア内のほぼ正反対に置いたこのCPとの関連性、誰か気付いてくれるといいなあ・・・と願いつつ。
前ラウンド・ロデオコロッセアムに続き、今回も任意の参加で賞典対象順位を自分で操作できるスペシャルチャレンジを奥大井湖上駅に設定。
大変な思いをするのは賢いエントラントならもう察しがついているでしょうし、任意参加なので無理していく必要はないのですが「きっと大きな達成感が得られるはず」とチャレンジされた方は多かったですね。賞典に興味ないのか、任意距離の調整項目は無記入の方が多かったのですが。
試走中は6割ほどは雨中走行。いいかげんうんざりしているときにたどり着いたこちらでは雨がピタリと止み、雲間から晴れ間が・・・。イベント開催中はどんなお天気になるのかと想像を膨らませました。しかし今年は猛暑続きの開催期間。むしろ晴れないほうが良かったかな??(^^;;
今回も引き続きユーロギア様に、ダイネーゼやクワッドロックなどの欧州モーターサイクルギアのトップブランド協賛をいただきました。
では、Rd. FiftySixty入賞者の発表です。
●ロングディスタンス・リザルト(任意補正前・実走距離)
賞典はなく栄誉のみですが快く軌跡データをご提供いただきました。
・1位 6 あびだ SEROW 3036km
事前ルート想定の3倍!!すばらしい!
●ロングディスタンス10/20/30賞
前ラウンドから、狙ってもなかなか獲得するのは難しい10/20/30位を賞品授与の対象としています。しかもスペシャルチャレンジで任意の数字を加減できる不確定要素が獲得のカギ。これならいろんな人に賞品獲得のチャンスが生まれますからね! 旅を楽しむことがイベントの目的。賞はあくまでもオマケです。
10位 159 カイライバンチ モトグッチV7IIIミラノ 2029km
20位 160 桑館あずみ ヤマハトリッカー 1917km
30位 7 おちゃすぴー スズキV-STORM650 1699km
実走距離にスペシャルチャレンジによる申告距離を補正した順位より選出
●エンカウント賞
・42 オビよし BMW RnineT Scrambler
エンカウント:5名
●オススメポイント賞
該当者なし(ざんねん!)
※敬称略
以上、たくさんの素晴らしい記録をありがとうございました。各入賞者にはささやかなものですが後日賞品を送らせていただきます。おめでとうございます!!
都合があってフィニッシュ前に途中で切り上げた方々、ざんねんながら未出走となってしまった方々、GO/ST Rd. FiftySixtyにご参加いただきありがとうございました。
■最終リザルトA(実走距離)
■最終リザルトB(スペシャルチャレンジ申告補正済)10/20/30選出データ
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